アンカー留太郎 Q&A|あと施工アンカー スペーサー・上向き施工(NETIS TH-230002)
Q1. アンカー留太郎って何に使うの?
あと施工アンカー(異形鉄筋・全ねじボルト)の設置をサポートする補助具です。装着するだけで、孔の中心に設置する「スペーサー」と、抜落ちやずれを防止する「ストッパー」の2つの役割を果たしてくれます。
Q2. アンカー留太郎ってどんな工事で使われているの?
- 橋梁の耐震補強工事(落橋防止構造・水平力分担構造・ダンパーの設置など)
- 建築の制震ブレースの設置工事
- トンネル設備工事
- 各種付帯設備の設置工事(点検用通路・配管など)
Q3.アンカー留太郎のメリットは?
いろいろあります。
★品質管理のメリット
- ばねの力を利用するため、作業員の熟練度にかかわらず、施工のバラツキを抑え、信頼性の高い施工が担保されます。
- アンカー筋の全周かつ全長で接着剤の付着が均一となり、付着不良を防止します。
- 横向き施工の孔底側の品質を可視化できます。
★工期短縮のメリット
- 上向きに施工するアンカー筋の固定(抜け落ちてこない)が挿入と同時にでき、従来の仮設作業が不要(簡略化)となり、圧倒的に工期を短縮できます。
- 接着剤を後注入で注入する場合、注入前にアンカー筋の位置が確定するため、付帯設備の発注を前倒しでき工期を短縮できます。
★人工縮減のメリット
- 太径のアンカー筋の上向き施工も、アンカー筋が落ちてこないように支えるための作業員が不要になるため最少人数で施工ができ、人工を縮減できます。
★コスト縮減のメリット
- 工期縮減・人工縮減による人件費の節約が図れます
- 仮設が大掛かりな場合、仮設に係る資材・作業員のコストを縮減できます
➡とくに冬季の場合、接着剤が硬化するまでに期間を要すため、仮設材の転用ができず、より多くの仮設材が必要となっていたため、よりコスト縮減の効果が期待できます
- 機材等をレンタルしている場合、工期短縮に伴いレンタルにかかるコストを縮減できます
Q4. どんなアンカー筋に使えるの?
異形棒鋼と全ねじボルトに装着できます。丸鋼には装着できません。
サイズは細径の C-10(D10/M10共用) から、太径のC-51(D51/M48)までラインナップされています。
Q5. アンカー留太郎を使った施工の流れは?
基本的な「あと施工アンカー」の手順に、留太郎の装着を加えるだけです。
- 穿孔・清掃:所定の径と深さで孔をあけ、ブロワーやブラシで粉塵を完全に除去します。
- アンカー筋準備+『留太郎の装着』:埋込み深さのマーキングとともに、アンカー筋に留太郎を取り付けます。「腕部が差し込み時に閉じる向き」になっているか必ず確認してください。
- 接着剤注入:孔の中に注入式接着剤(有機・無機 両方OK)を充填します。
- アンカー筋挿入:ゆっくりと押し込みます。留太郎の腕部が孔壁に沿って折れ曲がり、センターを保持します。
- 養生:接着剤が硬化するまで動かさずに待ちます。
Q8. 穿孔径(孔の大きさ)に決まりはある?
アンカー筋の呼び径に対して +4mm〜+15mm の穿孔径を推奨します。 この範囲外だと、挿入がむずかしくなったり、スペーサーとストッパーがうまく機能しなかったりする可能性があるため、
遠州スプリング有限会社のカタログ などで事前に確認が必要です。
Q12. 「専用台紙」ってどう使うの?
- 絡まり防止:留太郎はバネ状の製品なので、袋にバラ入れすると絡まりやすいですが、専用台紙に1個ずつ嵌まった状態で届くため、片手でサッと取り外せます。
- 数量管理:台紙を見れば残数が一目でわかるため、検品や在庫確認がラクになります。
- 情報の確認:台紙にあるQRコードを読み取れば、スマホですぐに最新の アンカー留太郎 取扱説明書 や施工動画を確認できます。